【超重要!】放課後等デイサービス、どう選ぶ? 〜元職員が教える3つのポイント〜


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 就学を前にして、多くの保護者の悩みのタネになっている「放課後等デイサービスどうする?!」問題。でも、「ぶっちゃけ放課後等デイサービスってなに?」「選ぶ基準なんてある?」「とにかく待機が多いらしいから、早く決めなきゃ!」と焦るばかり。

そこで今回は児童発達支援事業所や放課後等デイサービス事業所に社会福祉士として勤務していた筆者が、放課後等デイサービスとは?を簡単に解説し、選ぶコツについてお伝えします。

ズバリ、ポイントはこの3つ!

何を目的として通うか

通う上での優先順位

施設そのものの取り組みや雰囲気

以下、サービスの簡単な説明をしたうえでポイントについてズバリ!お伝えしていきます。

そもそも、放課後等デイサービスって何?

簡単に言うと放課後等デイサービスとは

高校生相当年齢までの子供たちが、自立のための練習や居場所づくりを念頭に様々な目的をもって放課後や休日を過ごす場所。

実際、行われていることも事業所ごとに幅広く、

  • 学習支援
  • ソーシャルスキルプログラム
  • コミュニケーション支援
  • 運動療法
  • リハビリテーション要素の高い活動

などなど、それぞれに特色ある活動をしています。

放課後等デイサービス利用開始までのおおまかな流れ

各自治体により多少違う部分はありますが、利用までには以下の段階を踏みます。

選び方のポイント3つを解説

さて、本題です。放課後等デイサービスを選ぶために必要なことは?

  冒頭で述べた通り実際通うに当たって考えるべきこと、見るべきところは

1.何を目的として通うか

2.通う上での優先順位

3.施設そのものの取り組みや雰囲気

の3つに集約されると思います。具体的にイメージができるよう、以下解説をしていきます。

ポイント1.何を目的として通うか

まず、なぜ放課後等デイサービスの利用を考えたのか?目的の整理が必要です。

  • 共働き家庭等で、とにかく子どもの居場所が必要
  • 日常生活に必要なことやソーシャルスキル等、専門的知識を持った職員とさまざまなことを経験しスキルを身に付けたい
  • 第三の居場所として地域の友人を増やしたり、将来に繋げていける関係機関を作りたい
  • 保護者同士のつながりを得たい

などなど、思いはさまざまだと思います。まずはこの部分を考えうる限り挙げていきましょう。

ポイント2.優先順位をつける

通う目的を挙げた後は、その目的に優先順位をつけることが必要です。

ここでは、思いだけでなく実際の生活に落とし込んで、何が大事なのかの優先順位をつけていく必要があります。

例えば、「保護者がバリバリフルタイムで働きたい」場合、送迎付きで夕方まで開所しており、場合によっては土日も利用でき、夏休み等長期休暇中でも長時間利用が可能であることなどがまず優先される条件となるでしょう。

これは家庭環境、周囲の手助けや他のサービスの利用の可能性の有無によっても大きく変わってくるところです。簡単には決められない部分ですが、おろそかにはできません。就学の時点だけでなく、長い見通しを持って生活全体を考えていくことで方向性が定まってくるためです。

ポイント3.実際の事業所の取り組みや雰囲気を見る

優先順位がある程度絞れてきたら、個々の事業所の取り組みや雰囲気を見に行きましょう。

譲れない条件を胸にいざ見学したり話を聞くと、違和感を覚えたり、逆にとてもしっくりきたりする部分が出てくるはずです。

どんな子どもたちが多く通っているのか、定員や実際の利用人数、それに対する職員の配置、集団の活動が多いのか/より個別化されたプログラムなのか、地域での活動の有無や少し上の年代へ移行することを見据えた将来性のある活動に積極的に取り組んでいるかなど、聞き取れることは聞き取りましょう。また、直感的に感じ取る雰囲気も大切です。とりわけ、名前の呼び方からも見える、職員の言葉づかいや言葉かけの様子、促しの様子などはしっかりと見ておくべきポイントです。

環境・設備もしっかり見ておきましょう。表に出ている物が多すぎず整理されているか、個別に必要な広さが確保されているか、非常口など緊急時の設備はわかりやすいかなど、ハード面での基本的な部分は外さずに確認を。実際にその中で過ごすことを想像しながら見ておき、比較しやすいよう記録しておきましょう。

事業所の探し方・見学の問い合わせ

各地域の事業所の情報はワムネットや、自治体窓口、保健センター、児童相談所などで配布される自治体ごとの福祉情報ハンドブックなどに記載があります。分からない時は各自治体の窓口へ問い合わせてみましょう。

見学にあたっては相談支援事業所の担当者を通じ見学の予約をする、もしくは自分で直接連絡をします。

最後に:専門の機関とつながっておこう!

以上、選ぶポイントを大きく3つ、ご紹介しました。

・ポイント1 何を目的として通うか

・ポイント2 通う上での優先順位

・ポイント3 施設そのものの取り組みや雰囲気

ここまで読んで、選ぶポイントは掴めたけどより良い選択がどれなのかわからない・・・。事業所との見学日程の調整は大変・・・。空きがないと言われ、待機の間はどうしたら・・・。など、さらに悩みが出てきた読者さんもいらっしゃるかもしれません。

必要なことは、すぐにこれらのことを相談できるつながりを作っておくこと!

目の前の就学のことだけでなく、長い人生を見通してもその時その時に伴走してくれる専門家の存在はとても大きいものです。少しでも気がかりがあれば、相談支援事業所の相談員さんなど、専門家に相談しつながりを作っておきましょう。

もちろん、当ブログでも多くの方のお役に立てる情報を提供していけるよう努めますので、時々コーヒー片手にでも立ち寄っていただければと思います。

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